本当の戦いは……

劇場で。
……っていう巫山戯た最終回の仮面ライダーディケイドに朝から全てを持って行かれた8/31だったが、総選挙は有った。
台風にもディケイドにも負け無いのな。
もっとも我々の期待と自公政権ディケイドによらずとも破壊されたけど。

まず保坂、早川両議員落選は確実に事態悪化。
民主を勝たせすぎた上にコレはきつい。
落選させると意気込んでた割には小宮山当選。野田、高市比例復活当選。
結局森山の出馬断念と自民葉梨及び公明代表太田落選以外収穫がなかったし。
これが負け戦といわずしてなんという。

結果的に民主党の大勝で終わったがそれは民主党に対する期待の表れでも「民意の総意」でもない。
自公政権に対する嫌気(もっと簡単に言うと公明党に対する嫌悪感)からダムが決壊した……もしくは引き潮の後の大津波の如く一気に票が大逆流しただけ。民主党の一人勝ちは他に受け皿がなかったから遊水池の如く底に流れたに過ぎない。国民は耐用年数の超過した老朽船にも戦時規格でそもそも耐久力の無い急増船にも誰も期待をかけていない。
単なる「妥協」に過ぎないのだ。

民主党もそのあたりを真摯にそして冷静に受け取るべきだろう。まあ気付かないだろうけど。だから政党は自己の欲望にのみ邁進する。

結局、戦後(特に55年体制以降)まともな政党政治が育たなかったツケを払わされるのは国民自身だって気が付いてもすでに遅いんだろうけれど。