Половецкая пляска

表題にキリル文字が並ぶと何か格好良い。
ソレはさておき今日は市議選投票日である。

選挙制度についてふと思った。
候補者の中から代表者を選びだす多数決原理に基づくものだ。
だが、別の側面から見るとお眼鏡にかなわない候補者を落選させる物であるともいえる。
また、殆どの有権者にとって候補者個人が知り合いで無い場合、余程の思い入れか知名度がその候補者にない場合価値は同等ということになる。
街頭にたって、選挙カーで、選挙前広報で、何かを訴えたり名前を連呼したりしたところ頭を須藤利するのが大半で、さて投票所で誰に入れようかと思っても五月蠅くしなかった候補者に入れようとか
、誰でもとか、白票とか、余程の信念がない限り投票などそういう物であり然したるイベントではない場合が多い。

ところで、最高裁判所裁判官国民審査というものがある。
詳細はこの辺り(http://qrl.jp/index.php)を参照して頂きたいが、これは不信任者に対して×を付ける物である。
もっとも、これに関しては信任投票であるから罷免された者はいないが、皆が面白がって×を付けたりする程度のエンターテイメント性はある。

選挙に対してこの方法を取り入れてはどうだろう。
×を多く付けられた候補者から落としていくのである。
ヒトはある種悪意を本性に持っている生物だといわれる。
善意の代表を選ぶ難しさより、不適格者と思われる者を罷免する方が楽であるし、案外結果に白黒が付いて面白いのではないだろうか。

[BGM]
No.17"Polovetsian Dance"["Половецкая пляска "]
Alexander Porfir'evich Borodin, Алекса́ндр Порфи́рьевич Бороди́н