「三国一の花嫁」は果たして武后か千代か

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ジブリ 新社長は元ディズニー
スタジオジブリ>新社長に星野氏
(毎日新聞 - 02月01日 12:34)
 宮崎駿さんのアニメ映画製作などを手がける「スタジオジブリ」の新社長に、元ウォルト・ディズニー・ジャパン会長の星野康二さん(51)が決まり、1日、就任した。前社長の鈴木敏夫さん(59)は代表取締役プロデューサーに就任し、引き続き現場の指揮にあたる。

 星野さんは、ウォルト・ディズニー・ジャパンに90年入社。96年7月からジブリとの提携を進めてきた。
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思うに、ディズニーはジブリのコンテンツ力を欲した。ジブリは安定した配給先と資金的裏付けを含む世界的ブランド力を背景にした経営力強化のつもりなのだろう。
それが良い方に転べば当事者同士は「夢のようなコラボ」だが、東京銀行という「過ぎたる花嫁」を得た三菱銀行との様にはいくまい。(もっとも、東京銀行社員へのその後の処遇はひどかったらしいが……)おそらくは悪名高い「鼠帝国」のこと。「庇を貸して母屋を取られる」こと請け合いである。いや、その程度ですめばよい。きっと骨の髄までしゃぶり尽くされた挙げ句本当に吸収合併されて消滅することだろう。

もし、両者(特にジブリ側が)蜜月の幻想や薔薇色の未来を本当に信じているならば、きっと頭の中が或る種の熱病に冒されているか、もともとが相当お目出度い構造であるかのどちらかなのだろう。上手く転んで貰った嫁が見性院なら良いのだが、今のままであればさしずめ呂后則天武后といったところだ。

私にはどうにも悪夢にしか見えないのだが。

……南無(_ ̄人 ̄)