件の愛宕の事故。
マスゴミ共の祭りの巷の様相を呈しております。
しかも、何処の局も新聞も画一的な見解しか出さないのもお約束です。

ところで……
気になった点を一つ。
イージス艦」「イージス艦」と馬鹿の一つ覚えのように発しているのですが、イージス艦は艦種じゃないですよ。ご存じの方も多いかと思うのですが、「イージス」は艦種ではなく「イージスシステム」と呼ばれる特定の管制システムのことを指す用語だそうです。ということで、実は「ミサイル護衛艦」というのが比較的正しいわけで、それ面倒なら「護衛艦」あたりが妥当でしょうね。もし、「イージス」をどうしてもつけたいなら「イージスシステム搭載型ミサイル護衛艦」とか「イージスシステム搭載型護衛艦」あたりがお奨めではないかと思うのです。

まあ、もっとも、私も専門家じゃない一介の似非モデラー風情なので知った口はたたけませんが……

そういえば、MN紙夕刊の一面トップ記事と寫眞が珍しく合ってましたよ。
ああ、さいで御座いますか。
自衛隊たたきみたいなネガティブキャンペーン張るときだけ気合いが入ってるのが、日本のマスゴミの共通した傾向のようで(笑)

ご苦労さまなこってす( ̄ー ̄)y―~~

ところで……

いくら優秀なレーダー管制システムを持っているとはいえ、レーダーには死角がありますし、そもそも、外洋で15m程度の船舶を認識するのは小学校の校庭に落とした特定の古びた10円銅貨を見つけるよりも難しいといわれています。
そもそも、イエメンでのアーレイバーク級ミサイル駆逐艦に小型船による体当たり攻撃(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E8%89%A6%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%A5%B2%E6%92%83%E4%BA%8B%E4%BB%B6)を引き合いに出すまでもなく、状況、サイズ、材質、等によってはステルス処理された物体でなくとも発見が著しく遅れると言うことは前提条件の一つと考えるべきなのです。
旋回能力がサイズに対して優秀という発言も各局で耳にしますが、そもそもは同クラス(150m超)の船舶に対しての比較であり、漁船やヨット、レジャーボートに比べると「サイズ相応に鈍い」と考えるべきでしょうし、そもそも、巡航速によってはマッタク利きが悪い状況がないとは言い切れないわけです。サイズの割には舵の利きが良かったといわれた戦艦大和の事例を持ち出しますと、あくまでそれは同サイズの他艦の比較した場合の話であり、実際には操舵してから反応するまでに一分ほど掛かったといわれています。
もっとも、これは263mで70000t前後の艦の話なのでここまで極端なことはないと思われますが、あたごの場合もサイズ相応に利きが悪いのではないかと思われます。

従って、これらの弱点を考慮すると相応に責任はあるのではないかと考えられまがマスゴミが言うように全面的にあたご側が悪かったとは思われません。